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「巨峰の匠」をめざして ~摘粒の話~

 
カテゴリ:ぶどう園のこと  コメント: まだありません

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7月に入りました。
畑のぶどうたちは日に日に大きくなり、どこからどう見てもぶどうの房らしくなりました。

先日、巨峰畑では房の数を調整する「摘房」が終わり、次のステップに進みました。
今まで多めに残しておいた房を、良い房だけ残してあとは全部切っていきます。それが「摘房」。今枝に残った房の数≒収穫する房の数となります。

ここからはいよいよぶどう作りの醍醐味とも言える作業です。それが「摘粒」。
現在1房についている粒の数はだいたい多めで、このままだと一粒が大きくなりきれません。
そこで、1房1房に対して粒の数が適正となるよう粒を抜いていく作業を施します。

これが、摘粒をする前の房。
一見たわわに実っていて良さげに見えますが、粒が多すぎです。この先粒が大きくなりきれなかったり、大きくなってきた粒同士が押し合って、割れてしまったりします。

そこで、このように鋏を入れて・・・

粒を抜いて行きます。
この時期すでにおいしさの証の「ブルーム」が乗ってきているので、房本体をベタベタさわることはできません。せっかくのブルームが取れてしまいます。
軸をそーっと持って、粒が大きくなってきた時の様子を想像しながら、格好が良くなるように仕上げていきます。

こちらが摘粒後。同じ房です。だいぶすっきりしたのがおわかりいただけるでしょうか?
今は少し間が開いているくらいでちょうど良いです。これから粒がまだまだ大きくなります。

全部で6000以上の房があるので、ゆっくりのんびり1つの房に時間をかけるわけにはいかないのですが、私はこの作業が大好きです。
1つ1つに「できた感」を味わえるからです。
もともと形のいい房に出くわして、それを上手に摘粒できた時もテンション上がりますが、あまり器量良しでない房も、バツグンとは言わないまでも、ちょっときれいにしてあげられた時もうれしいです。

一応教科書通りのやり方というのはあるのですが、教科書通りになっているような房は実際には少なく、基本を頭に入れつつもその房の状況に合わせて格好良くしていくのが、とにかく楽しいです。

今上手にできた、と思っていても実際粒が大きくなって仕上がった時に不恰好になっているケースもあるらしく・・・本当の仕上がりの良さは収穫時までわからないというのもおもしろいかもしれません。

まだ今は上手にできたりできなかったりというもありますが、技を磨いて、「巨峰の匠」と呼ばれたいと思います。
今日はどんな房ができるかな~♪

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